2023.5.7 第38回「原発はいらない西東京集会&デモ」集会アピール
2023年5月7日に開催した「第38回「原発はいらない西東京集会&デモ」にご参加、応援いただきましてありがとうございます。
当日賛同いただいた次のアピール文を首相官邸に送りました。
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2011 年3 月11 日14 時46 分、東北地方太平洋沖地震が発生し、
15 時42 分、福島第一原発は全電源を喪失。
16 時36 分には注水不能となり、
19 時18 分、原子力緊急事態宣言が発動された。
事故後12 年経った今も、後始末は終わらず、終わる見通しもなく、
宣言は発令中である。
この事故で、私たちは、安全な原発はないこと、
原発は取り返しのつかない大惨事を起こすことを身をもって知った。
原子力の平和利用は誤りであった。
核と人類は共存できない。
ドイツでは、福島第一原発事故を教訓に、メルケル首相(当時)が
原発推進から脱原発にエネルギー政策を転換した。
2023 年4 月15 日、最後の3 基の原発が運転停止となり、
原発全廃を実現した。
現在、電力のほぼ半分を再生可能エネルギーで賄い、
2030 年にはさらに増え、再生可能エネルギーが80%を占める予測となっている。
老朽原発の運転延長はコストがかかり、
再生可能エネルギーの方がコストがかからず安全で環境負荷も低いとして
原発から脱却したドイツのエネルギー政策を私たちは歓迎する。
一方、日本では、福島第一原発事故を教訓に、原発推進から抑制に転じたものの、
現在は、岸田政権が再び原発推進に振り子を戻し、破滅の道を突き進んでいる。
国会で審議中の原発GX 法案は、
原子力基本法、原子炉等規制法、電気事業法、再処理法、再エネ特措法等
5 つの法案を一括して審議、採決する束ね法案であり、
原子力推進を国の責務とすることや、
老朽原発の60 年を超える運転延長を可能とし、
経産省が取り仕切ることなど
安全性より経済性を優先する法案を含むことから、
私たちはこの法案に反対し、撤回を求める。
この夏行おうとする福島第一原発の<処理水海洋放出>は、海洋汚染だ。
地球の海は一つ。海を放射能で汚してはならない。
私たちは放射能汚染水を海に捨てることに反対する。
原発はいらない。どこにもいらない。私たちは、福島で、日本中で、世界中で
「原発NO!」の意思表示を続ける運動と連帯し、行動する。
2023年5月7日 原発はいらない西東京集会参加者一同
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